膀胱炎

・原因

細菌感染:陰部周りの皮膚や消化管(腸など)の細菌が、尿道から侵入し膀胱に感染します。

動物の感染防御が低下(免疫不全、腎不全、高齢など)してしまうと感染しやすくなってしまいます。

・症状

・頻尿  ・血尿  

・トイレの時に痛くて鳴く  

・何度もトイレに行く 

・トイレ以外での排尿 など

・診断

・尿検査:細菌の検出、潜血の有無の確認 など

・画像検査:膀胱や腎臓のチェック、結石などがないかを確認

動物の感染防御が低下する原因の追究をします

・治療

・抗生剤

・抗炎症剤 ・止血剤 

・療法食など

膀胱炎は病院でも診察する機会の多い病気の1つです。

抗生剤を2〜3週間飲んで改善することがほとんどですが、高齢の子や免疫低下する別の原因が隠れている(腫瘍など)場合には注意が必要です。

猫さんでは、膀胱炎の60〜70%は原因不明の膀胱炎(特発性膀胱炎)とされています。この場合は抗生剤に加えて、抗炎症薬や療法食、サプリメント、環境改善(トイレの数を増やす、より清潔に保つなど)を併用することがあります。

膀胱炎はそのままにすると重大な病気を引き起こしたり、治りにくくなったりします。

膀胱炎に関する症状が現れたらまずは病院にご連絡ください。

​尿道閉塞

・様々な原因により尿道が閉塞してしまう病気です。

 ー異物による閉塞:結石、血のかたまり、膀胱内の炎症物質など

 ー尿道が狭くなる:前立腺肥大、尿道腫瘍、外部からの尿道圧迫陰茎骨の変形など

 ー神経・尿道括約筋の障害

 

 

・症状

・尿が出ていない 

・何度もトイレに行く、トイレの時に痛くて鳴く

・元気食欲低下、嘔吐(腎不全の症状)

・診断

・画像検査:尿道を閉塞している原因の追究

・血液検査:腎臓など全身状態のチェック

・治療

・尿道閉塞物の除去(カテーテルの使用、手術での摘出)

・腎不全の治療(静脈点滴療法など)

尿道が完全に閉塞してしまうと排尿が出来なくなります。

その状態が1〜2日間でも続くと、腎不全や膀胱破裂などを引き起こし、年齢に関わらず命を落とす危険性があります。特に注意が必要なのは、男の子です。女の子は尿道が広いため、尿道腫瘍や神経障害以外で、何かが詰まるということは稀です。

病院でよく遭遇するのは、

結石や膀胱炎の炎症物質(特にオス猫)が詰まるケース

オス猫の尿道の一番狭い部分は、太さが2〜3mmのこともあります(個体差があります)

犬やメス猫と比較して尿道がかなり狭いので、尿道閉塞のリスクも高くなります。

 

尿道閉塞の症状は膀胱炎と似ている部分はありますが、閉塞して腎臓に負担がかかってくると、

元気食欲低下・嘔吐などの急性腎不全の症状が出てきます。一刻を争う状況ですのですぐに病院にご連絡ください。