臍ヘルニア
お腹の中から何らかの臓器や脂肪組織が体外へ脱出することを総称して、腹壁外ヘルニアと呼びます。
これらは先天性のことが多く、ヘルニアが発生する場所には、臍(へそ)・鼠径(そけい)などがあります。
臍ヘルニアは、おへその周りにある臍帯輪(さいたいりん)の内側の腹膜が欠損していることで起こります。
ヘルニア内容にはお腹の中の脂肪や血管を含む組織を容れていることが多いです。
しかし腸などの臓器そのものが脱出すると、ヘルニアに巻き込まれた臓器が壊死するなどの問題が起きてしまいます。
<治療>
・外科手術
ヘルニア内容物をお腹の中に戻して、ヘルニア輪を閉鎖します。
<当院での治療例>

腹膜が欠損している
ヘルニア

マルチーズ 避妊メス
数ヶ月前から臍のあたりが膨らんできた。
触診・画像検査にて、臍ヘルニア(内容物は脂肪を疑う)と診断
手術にて整復を行なった。

