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外耳炎

​外耳道(耳の穴〜鼓膜の入り口)に炎症が起こる病気です。

<症状>

・耳を痒がる 

・頭を振る、地面に擦り付ける 

・耳が臭う 

・耳垢が増える 

・耳を触ろうとすると嫌が

<原因>

酵母菌(マラセチア)、細菌

・寄生虫(耳ヒゼンダニ、毛包虫など)

・異物:被毛、砂、草

・耳道内腫瘤:炎症性ポリープ、腫瘍

外耳炎の発症を誘発する原因高温多湿、垂れた耳、耳道内の被毛、シャンプーで水が耳道内に侵入など

・アレルギー性皮膚炎や自己免疫疾患を持っている場合

<診断>

・耳鏡で耳の中を観察

・耳垢検査:耳垢に細菌やマラセチアなどがいないかを確認

<治療>

・外耳炎の多くは、細菌や酵母菌(マラセチア)が原因であるため、抗菌薬・抗真菌薬・抗炎症薬の配合された点耳薬を用います。 耳道内の汚れが酷い場合は、点耳薬が耳道の奥まで届かないため、耳道洗浄を行います。                    炎症が重度の場合には、短期間の抗炎症剤を使用することもあります。

外耳炎は放置すると耳道の狭窄・重度肥厚・石灰化を引き起こし、どんなに治療をしても元に治せない状態になることがあります。 この場合、強い痒みや痛みも伴うため、稀ですが外科手術で耳道を取り除くことになってしまう恐れがあります。

 

 

 

 

 

 

外耳炎になりやすい犬種(コッカー・スパニエルなど、耳が垂れている犬)や、基礎疾患としてアレルギー性皮膚疾患を持つ動物は、外耳炎になりやすいため特に注意が必要です。

 

外耳炎は再発しやすい病気です。高温多湿の梅雨期などは、日頃の耳のケア(耳掃除)や予防的な点耳薬の使用でなるべく耳を清潔に保つ必要があります。

外耳炎は、動物病院で最も多く診察する機会のある病気で、治療に対する反応は良いのですが、早めにしっかりと治療しないと重症化する恐れもあります。外耳炎の症状が見られましたら、すぐにご連絡ください。

​外耳道

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江東区大島1-29-7ハイネス久米1F

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おおじま動物クリニック

OOJIMA ANIMAL CLINIC

​   <動物取扱表示>
おおじま動物クリニック

東京都江東区大島1-29-7
ハイネス久米ビル1階

第1種動物取扱業の種別:保管
23東京都保第007725号

登録年月日:令和5年5月15日

登録有効期間の末日:令和10年5月14日

動物取扱責任者:榎本雄太

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