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  • 榎本 雄太

フィラリア・ノミダニ予防が始まります

更新日:4月18日

4月からフィラリア・ノミダニの予防が始まります。


今回は予防薬を投与する際の注意点などについて、当院で最も処方することの多いオールインワンタイプのお薬「ネクスガードスペクトラ」を中心にお話しします。


ネクスガードスペクトラは、当院のキャンペーン対象になっているお薬で、フィラリア・ノミマダニ・お腹の寄生虫を一度に駆除できます。


先日、「ネクスガードスペクトラ」の製造をされているベーリンガーインゲルハイム社様のセミナーを受けました。(院内でのセミナーです)



そのセミナーでは予防薬投与における注意点などを学びましたが、その中から飼い主様からのご質問が多い内容についてまとめてみました💡


1:予防薬はどのくらいの期間飲めばいいの??


フィラリア予防に関しては、「蚊の見られる期間」になります。

地域によって異なりますが、都内では4〜12月は蚊が見られますので当院ではこの期間の予防をお勧めしております。


ノミ・マダニは、気温13℃以上になると活発に活動すると言われていますので、フィラリアと同じく4〜12月の予防が推奨されます。ただし暖房の効いた室内や冬場でも暖かい日が続く場合は注意が必要です。

お散歩でよく草むらに行くことがあるワンちゃんなどは、通年予防も推奨しています。



2:薬の効果はどれくらい続くの?


フィラリア→お薬を飲んだ時に、体内に感染している虫を駆除します。


ノミダニ→お薬を飲んでから1ヶ月間、効果が持続します。


意外に知られていないのが、「フィラリアの駆除効果は1ヶ月間持続するわけではない」ということです💡

フィラリアは、ミクロフィラリア→幼虫(第1〜5期)→成虫 という発育期間があります。

お薬はフィラリアの第4期幼虫にのみ100%の駆除効果があります。



3:薬を投与した後に吐いちゃった...もう一回飲ませたほうがいいですか??


薬を飲んでから2時間以内に吐いた場合は、もう一度投薬してください。


ネクスガードスペクトラの場合、薬の成分は2時間で吸収されます。

そのため、投薬から2時間経過してから吐いた場合は再投与の必要はありません。


4:2回分も投与して大丈夫なの??


1回分追加(通常の倍量)では大きな問題はありません。


ネクスガードスペクトラの場合、安全性試験にて5倍量の投与までは許容されると言われています。(解釈が難しいですが、すべての犬が5倍投与しても全く問題ない、という訳ではありません)

そのため、追加投与1回分であれば体に重大な影響はないとされています。


5:あと100グラム痩せたらワンサイズ下のお薬にできる!下の

サイズでください🙏

    

ダメです!😅


体重によってお薬のサイズは異なります。


(ネクスガードスペクトラの場合)


Size:11.3→1.8kg以上3.6kg未満

Size:22.5→3.6kg以上7.5kg未満

Size:45→7.5kg以上15kg未満

Size:90→15kg以上30kg未満

Size:180→30kg以上60kg未満


例えば、3.8kgのわんちゃんの場合、少し痩せたらサイズを1つ下に変更(22.5から11.3へ)できますが、もし痩せなかった場合、お薬の量が足りずフィラリアを駆除出来ません。


また、サイズ変更する可能性のある体重付近のワンちゃん(3.6kg 7.5kg 15kg 30kg)は特に注意が必要です。


まとめて購入する場合は、念のため上のサイズをお勧めします。

(3.6kgの場合は、size11.3ではなく、size22.5にする)

体調不良などで体重が軽くなった場合、お薬の量が足りなくなってしまいます。


6:今年も予防薬を始めたいので、お薬だけください。ワンちゃんは連れてきていないです。


シーズン最初の予防薬を投与する際には、必ず事前にフィラリア抗原検査(採血をします)

をする必要があります。


薬の飲み忘れなどでフィラリアがすでに成虫まで成長し、幼虫を産出している状態でお薬を飲むとショック症状が起こる可能性があります。


フィラリア抗原検査で、成虫の有無を確認してからお薬を飲むようにしましょう。


各質問の詳細やご不明点がありましたら、当院スタッフまでお尋ねください。














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